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○「このたび、法律の改正によつて、あん摩『マッサージ、指圧を含む』の条項が、『あん摩、マッサージ、指圧』と列記されることになりましたので、〜」
【芹沢勝助著 「指圧の理論と実技」より】
このところは一般の方にとって、馴染みのない専門用語が多かったので、今号はもっと分かりやすく書かせて頂きます。
さて、日指会宛に留まらず良くされる筆問に、「マッサージと指圧と整体と、何が違うの?どれも一緒じゃあないの?」と、聞かれる事が多々あります。
さてさて、この質問、私達の治療師でも、どれだけ簡素にまとめる事が出来るでしょうか?(笑)
実はこの質問、今日の業界にとって大変に難しい現状となっています。
よって今回は「あん摩」「マッサージ」「指圧」「整体」と、この4つを簡単に紹介しましょう。
厳密にはこの4つ、それぞれにハッキリ違いがあるのですよ。
では始めに、以前まとめて掲載してある【あん摩 マッサージ 指圧 の差違比較表解】をご覧下さい。
こちら、指圧が法的に認められる以前にまとめられた内容なのですが、この頃から50数年、定義としては全く変わっていません。
このまとめが個人的に一番簡素且つ的確なものと思います。
で、ハイこちらをご覧下さい。で、お終いでは悪いので(笑)
「あん摩」
日本古来から親しまれてきたあん摩。
特徴は心臓から手足の末端に向かっての、筋肉(特にコリ固まった部位)のもみほぐす手技。
手指の操作に様々な技術もあります。
昔から盲人の職業ともされ、今日でも職域は国によって保護されている(と、一応なっている)国家資格。
「マッサージ」
フランスから持ち込まれたとされています。
ヨーロッパでは今日のリハビリの様な医学的用いられ方も古くからされていたようですし、手足の末端から心臓を目指す操作は、リンパの流れも整え美容にも用いられてきました。
現代ではエステティックのブームと重なり、美容マッサージが特に盛んですが・・・エステは民間資格の為、誰でも行えるのですが、医療を目的としたマッサージ(病院などで行うリハビリなどの)には国家資格となっています。
と、言いますか・・・・・・う〜ん。この話はまた後日という事で勘弁して下さい。
「指圧」
大正の時代辺りから盛んに米国から輸入された「カイロプラクティック」「オスティオパシー」と呼ばれる骨格矯正法は、整体やら整體・正體、療術などなどと呼ばれる民間手技療法でした。
そこに、あん摩の技術や様々な手技の良いところをミックスし、自国に合わせて改良されて晴れて50数年前。
「指圧」と技術、名称が統合されて法的に認められた国家資格です。有名なのは、親指で全身を心臓から手足の末端に流す押し方ですが、上記の通り、大本では骨格矯正の技術も多分に含まれる手技となっています。
含まれる手技内容も多いので、全身を指で押す治療法もあれば、お腹を丁寧に押し、内臓の働きを診る丁寧な治療法もあります。
もちろん、脊柱や骨盤の骨格矯正を主体に、全身の治療を行う方法もあります。
故にあん摩、マッサージよりも流派と言いますか、方法の枝は多く分かれているかも知れませんね。
「整体」
指圧の項目に書きましたが、「指圧」として法制化されるまでは一緒と考えて良かったものです。
大本は骨格矯正法であると、考えて良い訳ですが指圧が多くの意味合いを含むのと同じく、体操法など様々な内容を含む言葉となっています。
国家資格ではなく民間資格の為、現代では決まった定義は皆無で、一定の基礎医学知識にバラツキが大きく、最近では日指会への問い合わせも増え、「整体」と言うものへの規制の声は増すばかりです。
昔とは違う世の中ですからね。
ざっと、簡素に書いたつもりです。業界への関心を持って頂きたいので、今後もまた書いていこうと思います。
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